いま、世界が注目のフィリピン大学留学って?

いま、世界が注目のフィリピン大学留学って?

いま、世界が注目のフィリピン大学留学って?
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「フィリピンで最も優れた大学」といえばどこでしょうか? 間違いなく国立フィリピン大学でしょう。フィリピン大学はよく「日本の東大」といわれ、フィリピンの秀才たちが学ぶ大学。いままで多くの著名人を輩出してきました。その次は? というと、私立大学デ・ラ・サール大学やアテネオ・デ・マニラ大学などがあります。

今回は、「フィリピンの大学に留学したい」と思っている人、またはフィリピンに限らず「海外留学したい!」と思っている人のために、フィリピンの有名大学と、各大学のおすすめポイントをご紹介したいと思います。

実はわたしもこのフィリピンの大学で学んだ生徒の一人。正規の学生ではなく、「派遣留学生」として1年間学びました。出身校・同志社大学(京都)がフィリピン大学と派遣留学提携を結んでいたため、「派遣留学プログラム」というものがあったんです。大学4年生になる4月から翌年3月まで(2012年~2013年)留学しました。

留学生活を一言でいうと「ユニークな留学」です。もしアメリカやカナダなどメジャーな留学先を選んでいたら体験できないことが体験でき、価値観、性格など、いろいろな面で成長させてくれた留学だったからです。




 

フィリピンの大学に留学する日本人ってどれくらいいるの?

フィリピンへ留学をするという生徒が増えてきているようですが、大学留学においてはどうでしょうか。JASSOの調査結果(2015年)によると、国別日本人留学生数は1位がダントツでアメリカ合衆国、2位がカナダ、3位がオーストラリアと続きます。以下の順位は下の表をご覧ください。4位までは英語圏、5位からは英語を母国語としない、アジア圏がランクインしていますね。予想通り、フィリピンは10位の中に含まれません。「その他」の中に含まれます。

ちなみにこの統計に大学を休学して行う様な「語学留学」は含まれません。含まれるのは、海外の大学などで「学位取得」を目的とした留学や、学位取得を目的としなくても、単位取得が可能な学習活動、異文化体験、語学習得を指します。したがって、たとえ長期間の留学であったとしても、単位を取得しないものは「留学」とみなされないわけです。

 国(地域)名  留学生数(人)  構成比(%)
 アメリカ合衆国  12,383  22.7
 カナダ  5,424  10.0
 オーストラリア  5,363  9.8
 英国  4,008  7.4
 中国  3,836  7.0
 韓国  3,713  6.8
 タイ  2,485  4.6
 台湾  2,361  4.3
 ドイツ  1,708  3.1
 ニュージーランド  1,618  3.0
 その他  11,556  21.2
 計  54,455  100.0

 

ここで不思議なのは、1位から4位まで英語圏が入ってきているのに、フィリピンは蚊帳の外! フィリピンは世界で3番目に英語を話す人が多いのに!! 1位はアメリカ、2位はイギリス、その次はフィリピン。皆さんこれ知ってました? フィリピンでは公用語はフィリピノ語(一般的にタガログ語と呼ばれる)と英語が公用語で、ビジネス、教育、メディア、そして行政においては主に英語が使われまます。そのため、ほとんどの人が英語を理解できるのです。

ただし、覚えておいてほしいのは、英語をビジネス、アカデミックレベルで使えるのは大学教育を受けた人たち。生活上、ジープニーの運転手、タクシーの運転手、またはサリサリストアのおばさんたちはは、聞くことは少しできてもネイティブ並みではありません。あくまでも、フィリピンに留学するなら、フィリピン人にとって英語はあくまでも「第二言語」であるということを覚えておいた方がよいでしょう。

例えば、今はやりのフィリピン人講師によるオンライン英語レッスン。アルバイトとして講師登録している大学生が多いよう。私の友人にも何人か、働いている人がいます。あ、彼らが決してレベルが低いとか、やめといた方がいいとか言っているのではありません。正直、私の彼氏(アメリカ人)にとって、フィリピン人の英語は大学レベルでは”Excellent!”(素晴らしい!)ようです。ご安心ください。

 

フィリピンの大学 トップ10!

 

さて、さっそくフィリピンの有名大学リストを見てみましょう。これは2017年に発表された”Top Universities in the Philippines ― 2017 Philippine University Ranking”から得た情報です。

1位 フィリピン大学ディリマン校(University of the Philippines Diliman)
2位 アテネオ・デ・マニラ大学(Ateneo de Manila University)
3位 サントトマス大学(University of Santo Tomas)
4位 デ・ラ・サール大学(De La Salle University)
5位 ザ・フィリッピン・システム大学(University of the Philippines System)
6位 フィリピン大学ロスバニョス校(University of the Philippines Los Baños)
7位 フィリピン職業訓練大学(Polytechnic University of the Philippines)
8位 フィリピン大学マニラ校(University of the Philippines Manila)
9位 サン・カルロス大学(University of San Carlos)
10位 マプア・インスティテュート・オブ・テクノロジー(Mapua Institute of Technology)

さて、次は上位3位までを詳しく見ていきましょう



 

誰もが憧れる! フィリピン大学ディリマン校

▼Quezon Hall and the Oblation
(出典:flickr

◆大学のプロフィール
・創立:1908年
・所在地:University of the Philippines Diliman, Quezon City 1101 Philippines
・公式ウェブサイト:Universtiy of the Philippines Diliman

フィリピン大学はオープンユニバーシティも含め全部で7つのキャンパスがあり、その中で一番広いキャンパスを持つのがフィリピン大学ディリマン校。メトロマニラの旧首都、ケソン・シティに493ヘクタールもの敷地を持ちます。フィリピンを代表する国立大学です。一般的に”UP”「ユーピー」とよば呼ばれています。

この大学の特徴は、地方からの学生が多いところ、宗教に縛られないリベラルな校風という2点だと思います。まず、生徒たちの出身は本当にさまざまです。他の私立大学ではマニラ出身の生徒が多いのですが、ここでは地方から出てきて寮に暮らしながら学ぶ生徒が大勢います。奨学金を得ている生徒も多く、彼らの勉強に対するモチベーションは本当に高いです。

2つ目に、宗教に縛られない校風です。フィリピンは長い間スペインの統治下だったことがあり、約80%がカトリック教と言われています。カトリック教の大学が多く、カトリック信者でなければ入学できないという大学もあります。そんな宗教の縛りがないフィリピン大学では、イスラム、仏教徒などさまざまな人々がいて、自由に発言できる校風です。

フィリピン大学ディリマン校では376の教育プログラムが用意されていて、博士課程は72、修士課程は164、学士課程は140。そのうち10の教育機関と学部が、政府機関・高等教育委員会(Commission on on Higher Education)から「センター・オブ・エクセレンス」と認定されています! 留学先を決める際の参考にしてくださいね。

音楽大学(College of Music)
英語・比較文学(English and Comparative Literature)
フィリピン文学(Filipino at Panitikan ng Pilipinas)
言語学(Linguistics)
心理学(Psychology)
政治学(Politcal Science)
人類学(Anthropology)
コミュニケーション学(Communication Research)
ジャーナリズム(Journalism)
ブロードキャスト・コミュニケーション(Broadcast Communication)

 

エリートが通う大学 アテネオ・デ・マニラ大学

▼Zen Garden
(出典:flickr

◆大学のプロフィール
・創立:1859年
・所在地:Katipunan Ave, Quezon City, 1108 Metro Manila
・公式ウェブサイト:Ateneo de Manila University

メトロマニラのケソンシティにある私立大学、アテネオ・デ・マニラ大学。一般的に”Ateneo”「アテネオ」と呼ばれています。フィリピン大学のすぐ隣に位置し、生徒たちはお互いにライバル意識を持っています(仲が悪いわけではありません)。1859年にイエズス会(Society of Jesus)によって設立され、フィリピンで3番目に古い、カトリック教の大学です。

大きく3つ、基礎教育(Basic Education)、ロヨラ・スクール(Loyola Schools)、プロフェッショナル・スクール(Professional Schools)に分かれています。

・基礎教育(Basic Education)
初等・中等教育を学ぶ学校です。6年間の課程を学ぶ小学校(Grade School)、13歳からの中学校(Junior High School)、高等学校(Senior High School)の3つに分かれています。

・ロヨラ・スクール(Loyola Schools)
ロヨラ・スクールは学部課程と大学院課程を学ぶ学校です。詳しい学部は公式ウェブサイトをご覧ください。

・プロフェッショナル・スクール(Professional Schools)
専門職養成大学です。ロースクール(Law School)、ビジネススクール(Graduate School of Business)、政治学大学院(School of Government)、医科・公衆衛生大学院(School of Medicine and Public Health)があります。

 

学費が高いため、裕福な家庭出身の生徒がほとんどです。学費は学士家庭で年間約160,000ペソから180,000ペソ、修士課程で50,000ペソから70,000ペソです。日本人にとってはさほど高くありませんが(むしろ安い!)、マニラに住むフィリピン人の年収入が平均200,000ペソから300,000ペソ(会社に雇用されている人の場合)なので、学費が払えるのは一握りのお金持ちということが分かります。
学士課程ではカトリック教を基礎としたリベラルアーツ教育(「人を自由にする学問」と定義されます)を導入しています。アテネオ大学も、フィリピン大学と同じように高等教育委員会から「センター・オブ・エクセレンス」と認定された学部がいくつかあります。留学先を決める際の参考にしてくださいね。

生物学(Biology)
物理学(Physics)
化学(Chemistry)
数学(Mathematics)
情報技術学(Information technology)
アントプレナー教育(Entrepreneurship education)
イギリス文学(English literature)
哲学(Philosophy)
社会学(Sociology)
心理学(Psychology)
経営管理(Business administration)

 

アジアで最も古い歴史ある大学 サントトマス大学

◆大学のプロフィール
・創立:1611年
・所在地:Espana Blvd., Sampaloc, Manila, Philippines 1008
・公式ウェブサイト:University of Santo Tomas – The Catholic University of the Philippines

日本語では「聖トマス大学」とも呼ばれ、その名の通りカトリック教の私立大学です。フィリピンでは”UST”「ユーエスティー」と一般的に呼ばれています。1611年にドミニコ会(Dominican)の牧師ミゲル・デ・ベナビデス(Miguel de Benavides)によって設立された、アジアで最も古い大学です。カトリックの大学としては世界で最大の学生数を誇り、なんとローマ教皇が3度も訪れている世界で唯一の大学なんです!  キャンパスに足を踏み入れると、その建物の美しさに驚かされます。

サント・トマス大学出身の著名人と言えば、フィリピンの英雄で作家、医師だったホセ・リサール(José Rizal)や、フィリピンの初代大統領マニュエル・L・ケソン(Manuel L. Quezon)がいます。

サント・トマス大学も高等教育委員会から「センター・オブ・エクセレンス」と認定された学部があります。リストを見ると医療関係に強いようですね。留学先を決める際の参考にしてください。

生物学(Biology)-学士、修士、博士
化学工学(Chemical Engineering)-学士、修士
化学(Chemistry)-学士、修士、博士
ホテル・レストランマネジメント(Hotel and Restaurant Management)-学士
医療技術(Medical Technology)-学士、修士、博士
医学(Medicine)-博士
音楽(Music)-学士、修士
看護学(Nursing)―学士、修士
薬学(Pharmacy)-学士、修士、博士
哲学(Philosophy)-学士、修士、博士
心理学(Psychology)-学士、修士、博士
教員教育(Teacher Education)-学士、修士、博士
観光学/旅行マネジメント(Tourism / Travel Management)-学士

 

世界中から注目される、フィリピン留学

日本では、「フィリピンの大学に留学したんだよね!」と話すと「なんでフィリピン?」などと返事が返ってきますが、世界では今、フィリピン留学の人気がどんどん高まっていて、世界中から多くの留学生を受け入れているのです。人気の秘訣は、単純にきれいなビーチやトロピカルな雰囲気にあこがれているからではありません!

フィリピン独特の文化
イスラム、マレー、スパニッシュ、アメリカの文化が入り混じった独特の文化が学べる点が、フィリピン留学の魅力の一つです。300年以上スペインの統治下であり、その後100年アメリカの統治下だったフィリピンでは、食文化や生活面においてスペインとアメリカの影響を強く受けています。また他の国に占領される以前に入って来た、マレー文化やイスラム文化も色濃く残ります。そんなフィリピンでは、外国人、外国文化に対してとっても寛容的です。

アジアで最も高い教育レベルを持つ
QS Higher Education System Strength Ranking 2016“が、フィリピンがアジアで最も高い教育レベルを持つと発表しました。他の国より比較的安い費用で、高いレベルの教育を受けられるということで、特に東アジア地域の国々からの人気が高まっています。

英語が使える
フィリピン留学を決める際にポイントとなるのが英語。先にも述べたように、フィリピンは英語を話す人口が世界で3番目に多い国。日常会話ではフィリピノ語が多いのですが、大学の授業はほほぼ英語で受けられますし、大学に在籍するフィリピン人はネイティブ並みの英語が使えます。

フィリピン人にとって英語は第二言語であるため、「英語がうまく使えない外国人に対して優しい!」というのがわたしの印象。フィリピン大学留学中、下手な英語で何とか授業を受けていましたが、やはり専門的な授業(ビジネスの授業を主に受けていました)ではテクニカルな英語に苦戦しました。そんな時、周りのフィリピン人に助けてもらいながら、何とか単位を取得しました。英語に自信がないけど、大学留学したい人にはオススメです。

 


 

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