フィリピンライフブログ

フィリピンで気を付けたい病気 レプトスピラ症

フィリピンで気を付けたい病気 レプトスピラ症

フィリピンで気を付けたい病気 レプトスピラ症

レプトスピラ症(leptospirosis)という病気をご存知でしょうか?

フィリピン保健省(The Department of Health: DOH)はフィリピン国民に対して、レイニーシーズンの間は「WILD」に十分注意するよう呼びかけています。

WILDとは、次の4つの病気の頭文字をとった略語です。

今回は、WILDと呼ばれる病気の中の一つ、「Leptospirosis:レピトスピラ症」について詳しく見ていきましょう。




 

フィリピンのレピトスピラ症

(Photo from WIKIMEDIA COMMONS)

レピトスピラ症とは、病原性レプトスピラの感染による人獣共通感染症です。感染した動物に直接接触すると再感染が生じます。また、フンや毛垢を介しても感染します。

レピトスピラ症は全世界で発生していますが、特に東南アジア、中南米などの熱帯・亜熱帯地域を中心に流行する感染症です。近年ではフィリピン、タイなどの東南アジア、ブラジル、ニカラグアなどの中南米などで流行が見られます。

フィリピンはレプトスピラ症の蔓延国で、7月から10月に患者が増加します。

ネズミが多く生息するメトロマニラのスラム街に特に多く見られます。ネズミだけではなく犬や家畜の尿が水や土壌を汚染し感染するケースもあります。

また、フィリピンは水害への対策が不十分なために、雨期に水が氾濫し、汚い水と接触したことによって多くの貧しい人がレプトスピラ症に感染してしまいます。

そのためフィリピン保健省は、レプトスピラ症を「集団発生リスクが高い感染症の一つ」と位置付けているのです。

旅行者の感染リスクは低いですが、洪水が起きている地域に長期滞在する場合、注意が必要です。

 




 

レピトスピラ症の症状

レプトスピラ菌は、菌を持つネズミ、イヌ、家畜などの尿から排泄され、土壌や水を数週間にわたって汚染します。

これらの土壌、水、保菌動物に触れた際、皮膚や粘膜から、菌が体内に侵入し、感染します。

・肺出血
・黄疸
・腎不全

といった、多臓器不全を引き起こします。最悪の場合、死に至ります。

レプトスピラ症を発症すると、潜伏期間を経て、発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、腹筋、結膜充血などが生じます。特異的な症状がないため、書記診断が難しいのが現状です。

症状はマラリア、肝炎、デング熱等の感染症にとてもよく似ていて、臨床診断が難しいようです。

 

レピトスピラ症の予防

フィリピンでレプトスピラ症にかからないためにはどうしたらよいのでしょうか。

旅行者の感染リスクは低いと言っても、十分に注意が必要です。

・不用意に水に入らない
・洪水の後の渡比・長期滞在は避ける
・予防ワクチンを接種(ただし、接種可能な施設は限られています)

 


 

いかがでしたか?

今回は、感染リスクは低いですが、フィリピンでかかる可能性のあるレプトスピラ症についてご紹介しました。

特に長期滞在を予定している方は、十分に注意してくださいね。

 





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